時間の無駄

7月12日

こんなはずじゃなかった

そんな考えに頭を支配されたまま数年が過ぎた

見知った人間がそれと同じ年月だけ、自分の知らない毎日を過ごしてきたという動かしようのない事実に目を背けたくなる

かつて俺の周囲にいた人間は今頃どうしているのだろうか

知りたくて、知りたくもない

俺を残して全ては常に変化しているのだ

 

そこまで考えて数年前の母とのやりとりを思い出した

地元のスーパーで俺の小学生時代の友人に声を掛けられて立ち話をしたと言うので、もう一緒に遊ぶような仲ではないと返事をすると、残念そうに一言、

「あんたが変わっちゃったからねえ…」